Nintendo Switch 2時代が正式に到来したことで、次期ゼルダの伝説シリーズのナンバリングタイトルに関する憶測が高まっている。
『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』と『ゼルダの伝説 ティアーズオブザ キングダム』はオープンワールドゲームの概念を塗り替えたが、その絵画的なセルシェーディングの美学は、10年近くにわたってシリーズのアイデンティティとなっている。
今、コミュニティがより高性能なハードウェアに目を向ける中、おなじみの議論が再燃している。次のゼルダは『トワイライトプリンセス』のような「リアルな」重厚さを取り入れるべきなのか、それともスタイリッシュな表現こそがシリーズの本質なのか?
ゼルダの40周年記念イベントに続き、同シリーズのコミュニティ内で最近話題となっている議論は、この話題がいかに意見が分かれるものであるかを浮き彫りにしている。
初期のゲームキューブの技術デモに見られたような高精細なグラフィックへの回帰を望む声がある一方で、ゼルダの真の強みは、世代交代ごとにビジュアル表現を刷新できる点にあると主張する声もある。

権力への渇望:ファンがハイファイ版ハイラルを求める理由
この意識の変化の主なきっかけは、言うまでもなく、Nintendo Switch 2のハードウェア性能の向上である。
任天堂は長年にわたり、モバイルチップセットの制約の中で開発を進めてきた結果、高度に最適化されたスタイリッシュなデザインを持つ「オープンエア」時代の製品が誕生した。
しかし、大幅なGPUアップグレードやDLSS対応の噂もあり、多くのファンは、リンクがより詳細で地に足の着いた世界に戻るべき時が来たと感じている。
「リアルな」ゼルダを求める人々は、より成熟したダークファンタジーの雰囲気の模範として、『トワイライトプリンセス』をしばしば挙げる。
求められているのは必ずしも「フォトリアリズム」ではない。多くの人が、ゴブリンや女神が存在する世界にはフォトリアリズムはふさわしくないと主張するからだ。むしろ、緻密なテクスチャ、雰囲気のある照明、そしてMiiのようなキャラクターではなく、生き生きとした壮大な物語の住人のようなキャラクターデザインへの回帰が求められているのだ。

様式化の擁護論:ゼルダにリアリズムは必要ない理由
デクの樹の反対側では、シリーズのベテランプレイヤーの多くが、ゼルダはこれまで真に「現実的」なフランチャイズであったことは一度もないと主張している。
ファミコンの鮮やかなピクセルから、 『風のタクト』のステンドグラスのような美しさまで、『ゼルダ』シリーズは、純粋なグラフィック性能よりもアートディレクションによって特徴づけられるシリーズである。
様式化には、写実主義にはしばしば欠けている実用的な利点、すなわち永続性がある。
PS3やXbox 360時代のリアルなゲームは今日では時代遅れに見えるかもしれないが、セルシェーディングを採用した『ゼルダの伝説風のタクト』や印象派風の『ゼルダの伝説スカイウォードソード』は、今でも視覚的に印象的だ。
多くのファンは、Nintendo Switch 2でリアリズムを追求することで、ハイラルをまるで絵本から飛び出してきたような普遍的な魅力が失われてしまうのではないかと懸念している。
あるコミュニティメンバーが指摘したように、「ゼルダはファンタジーシリーズなので、神話的な世界観には様式化された表現の方が理にかなっている」。
視覚表現の革新の歴史:次は何が来るのか?
任天堂といえば、世間の予想を裏切ることで知られている。
リアルな『ゼルダの伝説 時のオカリナ』の3D技術デモから、漫画チックな『ゼルダの伝説風のタクト』への飛躍は、当初「スペースワールド」という反発を引き起こし、それは今やゲーム史における伝説的な出来事となっている。
それ以来、ゼルダの伝説 夢をみる島のリメイク版の「ちびキャラ」のようなおもちゃっぽい見た目や、ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルドの水彩画のような色合いを目にしてきた。
任天堂がSwitch 2向けにどんなものを「開発」しているにせよ、これまでの経緯から考えると、それは全く新しいビジュアルの方向性を示すものになるだろう。
2000年代初頭の地に足の着いた美学への回帰であれ、これまで見たことのない大胆な新しいデジタルアートスタイルであれ、Switch 2は伝説の次の進化のための完璧なキャンバスを提供する。
一方、ゼルダの伝説の新作映画に関する噂がますます盛り上がっている。
