HDMI 2.2は、特にゲーム分野におけるホームエンターテイメントの新たな飛躍として期待されている。ゲーマーはまだHDMI 2.1に慣れつつある段階であり、この新仕様は(今のところ)必須機能というよりは将来性を見据えたものとなっているが、期待は現実のものとなっている。
HDMI 2.2は、大幅に向上した解像度、フレームレート、オーディオ性能、そしてデータ転送を実現する。この新しいHDMI規格が、ハイエンドゲームとエンターテインメントの未来を担う理由を見ていこう。
HDMI 2.2 とは何か、そして ゲームにとってなぜ重要なのか?
HDMI 2.2はCES 2025で正式に発表され、この1年でさらに情報が徐々に明らかになってきた。新しい仕様の登場は目前に迫っているが、HDMI 2.1にアップグレードしたばかりのユーザーや、原稿のHDMI 2.1で満足しているユーザーは、急いでアップグレードする必要はない。
HDMI 2.2は最新のHDMI規格で、以前の規格に比べて多くの利点を備えている。公平に見ても、48Gbpsという帯域幅はすでに印象的だったが、新バージョンの96Gbpsはまさに驚異的だ。
帯域幅の大幅な向上により、驚異的な解像度とフレームレートを可能となる。多くのゲーマーは、HDMI 2.1で4K/60fpsの解像度でも十分満足できるが、HDMI 2.2では最大12K/120fpsの解像度に対応できる。
HDMI 2.2は、AV機器を所有する映画ファンにとって大きな恩恵をもたらす。この新技術は、LIP(Latency Indication Protocol)の導入により、音声と映像の同期を改善。さらに、eARCの強化により、Dolby AtmosやDTS:Xミックスでも高音質な再生が可能になる。
将来を見据えた技術を求めるなら、HDMI 2.2が最適だ。この規格が標準になるにはまだ何年もかかる見込みだが、次にテレビやモニターを購入する際は、HDMI 2.2かどうかに注目する価値はある。
HDMI 2.2 デバイスはいつ登場するのか?
CES 2026ではHDMI 2.2のプロトタイプが登場し、ケーブルも既に販売されている。しかし、テレビ本体にHDMI 2.2ポートが内蔵されるようになるのは、2026年後半か2027年になるかもしれない。
高級テレビに関しては、LGは間違いなく世界最大のブランドであり、この韓国企業は1月に2026年モデルのOLEDテレビラインナップを発表した。新しいOLEDテレビには先進技術と改良が満載だが、HDMI 2.2は搭載されていない。これは、テレビテクノロジー業界の他の大手企業にも当てはまる。
HDMI 2.2対応テレビは来年初めから順次発売される予定だ。PS5とXbox Series Xの発売時にはHDMI 2.1への注目が高まったが、次世代PlayStationとXboxの発売時には、新しいHDMI規格にも同様の波が押し寄せるだろう。
Valveの次期Steam MachineはPS5やXbox Series Xに対抗することを目指しているが、対応するのはHDMI 2.1ポートのみとなる見込みだ。また、2025年6月に発売されたNintendo Switch 2にもHDMI 2.2ポートは搭載されていない。
今のところ、ゲーマーはHDMI 2.1で十分と言える。HDMI 2.1は4K@120と8K@60に対応し、ALLM、VRR、QMS、QFTをサポートしている。これらの機能は今後何年にわたっても十分な性能を提供し続けるだろう。
HDMI 2.2 のターゲットは?
HDMI 2.2を最も早く導入するのは、おそらく競技ゲーマーだろう。ハードコアなプレイヤーは常に最高のフレームレートと解像度を求めており、240Hz以上の4K解像度は、競技試合やイベントにおいてゲーマーにとってまさに理想的な環境となる。
一方で、世界はまだ4Kに慣れつつあり、Netflixのような大企業は8Kを進めるよりもHDRで2160pを完璧にすることに注力している。Dolby Vision 2はホームエンターテイメントの最新の流行語であり、8Kは優先順位は依然として高くない。
それでも、8Kはいずれ到来し、HDMI 2.2は映画ファンやエンターテイメント愛好家にとって大きな役割を果たすだろう。PCやゲーム機ではすでに8Kでのゲームプレイが可能だが、HDMI 2.1ではフレームレートに制限があるのが現状だ。
今後、さらに多くのハイエンドVR/MRヘッドセットが登場するにつれ、サポート帯域幅の拡大は空間コンピューティングの強化に繋がる。ヘッドセットがこの技術を採用するまでには数年かかる見込みだが、Apple、Meta、Samsungなどの将来的なデバイスはHDMI 2.2の恩恵を大きく受けることになりそうだ。
