いくつかの挫折と小さな不具合を経て、Retroid Pocket 6がついに登場した。最初の予約注文分は今年1月に発送予定だ。このポケットサイズのハイエンドエミュレーションデバイスは、一見するとあらゆる機能を備えているが、果たして前モデルからアップグレードするだけの価値はあるのだろうか?
レトロゲーム機の人気はますます高まっており、Retroidは過去10年ほどその最前線を走り続けている。2026年、Retroid Pocket 6は、これまでのRetroidシリーズや現在の携帯型ゲーム機のライバルと比べてどのような位置づけになるのだろうか?
レトロイドとは?
初代Retroid Pocketは2019年に発売され、レトロゲーム機ファンやエミュレーション愛好家向けの低価格オプションとして提供された。初代は好評を博し、1年後にはRetroid Pocket 2が発売された。今回のRetroid Pocket 6は、第6世代Pocketシリーズの最新モデルとなる。
GoRetroidはこれまでに複数のPocketのエディションをリリースしており、バージョンごとにパフォーマンスが向上してきた。ほとんどの機種は似たようなデザインを踏襲しているがが、Retroid Pocket Classicのようなコンソールは新鮮さを保っている。Classicは任天堂ゲームボーイの雰囲気をそのまま残し、初代Retroid Pocket以来の縦型モデルだ。
Retroid Classicは、GoRetroidストアで様々なRetroid Pocketシリーズ製品とと並んで販売されている。Retroid Pocket 4と4 Proは現在も購入可能で、Pocket 5は6の予約受付開始に伴い199ドルに値下げされた。
Retroid Pocket G2は、RetroidシリーズにおいてPocket 6の直接的なライバルであり、どちらも優れたエミュレーションデバイス。G2は現在、229ドルのPocket 6よりも10ドル安く、Retroid Pocket Flip 2は179ドルで販売されている。Retroidシリーズは、レトロゲーム界で最大級のラインナップの一つである。
Pocketシリーズはエミュレーションコンソールだが、Evercadeのようなレトロハンドヘルド機は独自の物理メディアカートリッジを提供している。レトロゲーム市場には、ノスタルジックなゲーマー向けの選択肢が豊富に揃っており、競争環境も活発だ。
Retroid Pocket 6の特徴
Retroid Pocket 6のスペッは、仕様だけを見ると非常に印象的だ。Snapdragon 8 Gen 2チップと8~12GBのLPDDR5x RAMにより、歴代名作ゲーム機のエミュレーションを高品位に実現する。ストレージは128GBと256GBの2種類が用意され、6000mAhのバッテリーを搭載している。
高性能AMOLEDスクリーンは際立った特徴で、5.5インチディスプレイでレトロゲームをかつてないほど美しく再現。1080pの解像度と最大120Hzのリフレッシュレートにより、Retroid Pocket 6ではゲーム映像が際立って見える。
最新のRetroidにはホール効果スティックが搭載され、スティックのドリフトを防ぎ、通常のサムスティックよりも耐久性に優れている。アナログショルダーボタンとカスタマイズ可能なバックボタンも搭載されている。
外出先でのゲームプレイはPocketの強みだが、Retroidはテレビに接続して4K出力も可能なオプションも対応している。Retroid Pocket 6は、Bluetooth 5.3、充電とテレビ出力用のUSB-C、そしてWi-Fi 7を搭載している。
Retroid Pocket 6 と競合製品の比較
Retroid Pocket 6は、紙面上では究極のレトロゲーム機のように見えるが、エミュレーション市場には多くの競合が存在する。まず第一に、Pocket 4 ProとPocket 5は、カジュアルなエミュレータファンにとって依然として優れた選択肢であり、一方、Classicは、パフォーマンスよりもエレガンスを求めるノスタルジアファンにとって魅力的な選択肢だ。
予算重視の場合には、50ドル未満のAnbernic RG35XX Proがおすすめ。Retroid Pocket 6と比べると機能は控えめでだが、手頃な価格のAnbernicは価格に見合った優れたエミュレーターである。
Hyper Mega Tech Super Pocketは、50ドル以下の最高の廉価ゲーム機と言えるだろう。Evercadeの開発者が開発したこのコンパクトな携帯型ゲーム機は、ゲームを内蔵し、あらゆるEvercadeカートリッジをプレイできるため、非常にコストパフォーマンスに優れている。
AYANEO KONKR Pocket Fitは、2026年にRetroid Pocket 6の最大のライバルとみなされている。処理性能ではAYANEOの方がパワーは高いものの、LCD画面エオ採用している点は大きなトレードオフとなる。
最新のAYNハンドヘルドも強力な競合だ。中でもThorは、最高レベルのパフォーマンスと美しいディスプレイを備えた優秀なデバイスだが、デュアルスクリーンデザインは万人向けではない。
Steam Deck OLEDは少々高価かもしれないが、Valveの人気携帯型ゲーム機は以前として魅力的な選択肢だ。最新のAAAタイトルをネイティブでプレイでき、Steam Deckはエミュレーションの強力なツールをはっきする。ただし、価格、サイズ、そしてバッテリー寿命の短さは大きな欠点となる。
幸いなことに、現在のレトロゲーマー市場は選択肢に非常に恵まれている。予算が限られている人も、最高のスペックを求める人も、豊富な選択肢の中から自分にぴったりのものが見つかる。Retroid Pocket 6は、機能と価格の両面で最高峰の製品に匹敵し、今年最も注目すべきデバイスとなるかもしれない。
