『Escape From Tarkov』Steam版リリースにまたもや落とし穴

Escape from Tarkov に関しては、ファンはまだ Edge of Darkness の大失敗から立ち直りつつあるが、このシリーズの新たな展開として、プレイヤーたちはハードコア シューティング ゲームがついに Steam に登場するというニュースを受け取った。ただし、明らかにその情報にはひねりが加えられている。


実績などの追加機能をすべて利用して Steam でプレイしたい場合でも、Battlestate アカウントが必要である。

開発者は依然として独自のランチャーの使用を要求しており、Steamは単なるランチャー、つまり実際のランチャーを起動するためのランチャーとして機能している。しかし、もちろんそれだけが問題ではない。

開発元のBattlestateが論争の的となったのは今回が初めてではない。独占プレイヤー対環境モードを含む250ドルの「Unheard Edition」の発売を発表した後、多くのプレイヤーは、全てのDLCへのアクセスを約束する150ドルの「Edge of Darkness Edition」を購入したことに憤慨した。

Escape From TarkovのSteam版は既存のアカウントを引き継がない

Battlestateは、現在のゲーム所有者は、ゲームのコピー(およびそれに伴う進行状況)をSteamに移行できないことを確認した。つまり、レイド、装備、そして隠れ家などに何百時間も費やしてきたプレイヤーは、Steamの利便性を望むなら、ゲームを再度購入しなければならないということだ。

この二重購入の必要性は(当然のことながら)コミュニティ全体に新たな不満の波を引き起こした。

多くのプレイヤーが意見を述べ、何らかの形のアカウントリンク、または少なくとも割引アップグレードパスに関して何らかの余裕があることを期待していると述べた。

Battlestate は、これが別の製品であり、これを購入しても、ログインしてプレイするには Battlestate アカウントが必要であるという事実は変わらないことを明確にしている。

『Escape From Tarkov』の未来はまだ暗くない

反発はあるものの、Steamでのリリースは、タルコフの過酷な世界に新たなプレイヤーの波を呼び込む可能性を秘めている。Steamの知名度と使いやすさは強力なツールであり、Battlestateは明らかにそれを活用しようとしている。

しかし、ベテランプレイヤーにとって、メッセージは明確だ。Steam版が欲しいなら、もう一度財布を開く準備をするべきだ。

1995年神戸生まれ。ゲーム記事エディター。国内メディアのゲーム・エンタメ記事編集者として5年勤務後、フリーライターとして複数のメディアで活躍。ビデオゲームの専門レビューや特集を中心にお届け。