『ストリートファイター6』 Year 3追加キャラクター第3弾「アレックス」が公開 今作ではまさかのヒールレスラー

アレックスのイメージカット

 現在話題も盛り上がるストリートファイター6、次の追加キャラクターにやきもきしているプレイヤーが多い中、株式会社カプコンより追加キャラクターの詳細発表とプレイイメージムービーが公開された。

 株式会社カプコンは1月22日、2026年3月17日(火)にYear 3追加キャラクター第3弾「アレックス」が参戦することを発表した。そして公式発表によるその性能は、今まで認識されていた「溜めキャラ」というやや不遇な境遇を吹き飛ばすものであるという。今回は新たに生まれ変わったアレックスの性能を公式アナウンスと共に紐解いてみよう。

ガン攻めキャラクターとして再起したアレックスの姿

 同キャラの代表的な技の一つが「フラッシュアックス」だ。弱パンチまたは中パンチでの波動拳コマンド入力で繰り出すことができ、弱に関してはガード後有利フレームを得られる。中に関しては、後述する「ブレイカー・スタンス」へと派生する事が可能となっている。

 「フラッシュチョップ」は、波動拳コマンド入力+強パンチで繰り出すことができる別技だ。技が地上でヒットすると、相手の体勢を崩して背面やられを誘発する事が出来る。「パワーボム」や「オブリークスタンプ」で大ダメージを与えるチャンスとなるほか、こちらもガードされても有利フレームを獲得する事が出来る。攻め手に欠けていたアレックスの短所を補う積極的な切り返し技として使用していくのが良いだろう。

 アレックスの代名詞ともいえる必殺技「パワーボム」についても調整が入っている。この技は相手を掴み地面に叩きつけ、近距離でガードを崩す手段として有効に機能する。ボタン強度によるダメージの差はないが、発生と投げ間合いが変化。弱版は最もリーチが長く、強版は発生が早く、中版はバランスが良いといった違いがある。状況に応じて使い分けるのが理想的だ。

 そして「パワーボム」ならではの特徴として、ヒットした「フラッシュチョップ」などで相手を背面から掴む、あるいは背面やられの状態の際に技が変化するのである。この際に仕掛ける技が「パワードロップ」になり、大ダメージを与えつつ相手と位置を入れ替えることができるのだ。例えば壁際に追い込まれた、あるいはめくりを狙おうと相手を飛び越した後にパワーボムを使う事で、有利な状況で攻めを継続する事が出来るのだ。

 今回新たに加わった「ブレイカー・スタンス」も要チェックだ。その場で屈みこんで構えを取る動作を取る事になる。大事なことだが、この構えの最中にアレックスはガードをすることができない。しかし、この状態ではその不利を補って余りある11種類の派生技に繋げることが可能な変幻自在さを見せる。今回はその一部を取り上げよう。

 「ブレイカー・スタンス」から強パンチを入力すると、頼れる技「ヘビーラリアット」が発動する。この技はガードさせても有利が取れ、さらにボタンをホールドすることでアーマーが付与。カウンターヒット時は背面やられを誘発するため、パワーボムへと攻めを繋げる事が出来る。

 「ブレイカー・スタンス」から、「スイープコンビネーション(ターゲットコンボ)」「ハイパーリフト(投げ技)」、または「デンジャラスアプローチ(投げ技)」を相手の技の出終わりであるパニッシュカウンターで発動させるとそれぞれの技が変化。“フライングスープレックス”、“デスバレーボム”、そして“スパイラルDDT”へと変わり、いずれもパニッシュカウンター時の攻撃として扱われるため高威力なのは言うまでもない。ブレイカー・スタンスを罠の様に扱い技の暴発を誘えば、もう後は仕留めるだけである。

 ここまでで想像がつくかもしれないが、スーパーアーツも相応に強力だ。レベル1スーパーアーツ「レイジングスピアー」は、しゃがんだ状態から一気に強烈なタックルを叩き込む。この技は発生時に相手の打撃と投げに対して無敵があるという出し得感満載の暴れ技だ。レベル2スーパーアーツ「スレッジクロスハンマー」は、前進しながら強烈なラリアットで相手を粉砕する。空中ヒット時に相手を壁まで吹き飛ばす性能を持っており、さらに飛び道具対策とし技ても非常に強力な選択肢として機能する。

 そしてここで隠しスーパーアーツの紹介だ。先述した「パワーボム」が背面つかみ状態で発動する「パワードロップ」にしたうえで、当該技のオーバードライブ版が成立した場合に「オメガウィングバスター」というスーパーアーツが発動する。なんとこの時のモーションや一部の技においては、現実におけるプロレスラー「ケニー・オメガ」がモーションキャプチャーに参加している。そのためオメガウィングバスターは同氏を代表する技「クロイツ・ラス」に酷似したモーションを取っているのである。ケニー氏は大のアニメ・マンガ・ゲーム好きでも知られ、彼のフィニッシュホールドの一つ「Vトリガー」はストリートファイターVの要素から命名されているというつながりがある。

 トドメのレベル3スーパーアーツ「ファイナルキャプチュード」は、フラッシュチョップでひるませた後、一連の驚異的な組み技で対戦相手を締め付ける技だ。発生の早いスーパーアーツであるため、決められる局面で一気に決めきりたい所である。詳細な性能の発表がないため未知数ではあるが、ある程度のアーマー要素などを持っていた場合は手が付けられない可能性もある。存分に使い倒してみると良いだろう。

 かつてはストリートファイターⅢに登場するも「主人公じゃないだろう」と冷や水を浴びせられ、本作ではストリートファイト時代の彼とは打って変わってヒールレスラーとして鮮烈なデビューを飾っている。ストリートファイター6では多数のキャラクターの物語が動き、今までの立場や役職からガラリと変わってしまう事が多い。アレックスの道行きはどうなるのか、今後の続報を「確かみてみろ」! 

1987年東京生まれ。ゲームニュース編集者。10年以上の国内ニュース記者および編集職を経て、現在フリーエディターとして活動中。国内・海外の業界ニュースやトレンドを中心に日本の読者にいち早く情報をお届け。