ドラゴンボール新規ゲームプロジェクト「AGE1000」発表 ドラゴンボールオンラインの再燃なるか

Age 1000の動画内の切り抜き画像

 2026年1月25日、ネット上に大きな嵐が巻き起こった。突如「ドラゴンボールの家庭用ゲーム」の一つの情報が発信されたのである。それはドラゴンボールの新作ゲームが2027年に発表されるとの告知であったのだ。併せて株式会社バンダイナムコエンターテインメントは、2026年1月25日(日)にて開催された「ドラゴンボール ゲンキダマツリ」にて、DRAGON BALL最新ゲームプロジェクト「AGE 1000」を発表。本記事ではドラゴンボール系作品の足跡を追いながら、まだ見ぬ「AGE 1000」について触れていくことにしよう。

今なお語り継がれるドラゴンボールの人気

 ゲームに馴染みがない方であっても名前は聞いたことがあるであろう作品として挙がるタイトルの一つが「ドラゴンボール」だ。鳥山明氏の漫画である本作は、主人公「孫悟空」が旅をする初期のロードムービー的展開もさることながら、その後スタートするバトル漫画としての評価が非常に高い作品となっている。鳥山氏の作品が順次アニメ化していくにあたり本作もアニメ化されており、特に原作第2部の立ち位置に当たる「ドラゴンボールZ」は国内外を問わず爆発的なヒットを遂げている。野沢雅子氏の迫力ある孫悟空の「かめはめ波」の掛け声とそれに合わせた動作は、今なお多くのアニメファンを惹きつけてやまない。

 もちろんそんな同作品はゲーム化も頻繁に行われている。ファミリーコンピュータの頃に発売された1986年の「ドラゴンボール 神龍の謎」は割と難易度も高い2Dアクションゲームとして話題となったが、「ドラゴンボール 大魔王復活」から続く作品はカード選択式のコマンドRPGとなっており、スーパーファミコン用ソフト「ドラゴンボールZ 超サイヤ伝説」では一部の技の演出が岩をぶち抜いたり海面に盛大な水柱を立てたりと、より原作に近い表現が可能となっていった。

 そして発売された1993年の「ドラゴンボールZ 超武闘伝」シリーズは、ドラゴンボール原作の格闘ゲームであり派手な演出と豊富なキャラクターを擁するミリオンヒットシリーズとなったのである。なお超武闘伝から参戦キャラクターを変更し、演出やシステム面で大幅に強化が入った超武闘伝2についてはなんと同じ1993年のクリスマス商戦に滑り込む形で販売を行っている。実質的な開発期間は半年ほどであった事を鑑みれば、驚異的なペースでスマッシュヒットを飛ばしていると言える。2015年の3DSソフトとしても本シリーズが発売している事から、その根強い人気の程が分かるものである。

 格闘ゲームタイトルとして成熟していた同シリーズだが、「ドラゴンボール FINAL BOUT」の後、据え置きハードでは6年ものあいだ新作がぷっつりと途絶える事になる。奇しくもアニメ本編ではドラゴンボールZのストーリーが終わり、その後1996年よりオリジナルシリーズ「ドラゴンボールGT」が放送開始。同作は1997年11月に放送終了を迎え、シリーズの完結がここで終わったと誰もが思っただろう。

 その後ドラゴンボールシリーズのゲームは幾つかの軸に分かれる事になる。2003年から再始動したゲーム版においては、PS2版「ドラゴンボールZ」が発売後、「バーストリミット」や「ファイターズ」といった演出多めの2D格闘ゲームとして突き進んでいく流れが生まれた。また「Sparking!」シリーズの様な3Dで上下左右前後に激しく移動しながら戦う半シューティング形式の対戦系作品や、「ゼノバース」シリーズに見られるRPG要素も含んだアクション3D作品としての立ち位置など、同作品を軸にしていながら様々なゲームタイトルが生まれていく事になる。アニメについても2006年からリマスター版の「ドラゴンボール改」を皮切りに、新規タイトルが雨後の筍の様に生えてくるリバイバルブームの真っ最中という状況だ。

 そして今回の新規タイトル「AGE 1000」と密接に絡むタイトルが一つある。過去に韓国でサービスが行われていたオンラインゲーム「ドラゴンボールオンライン」である。

AGE 1000の示す先は

 ドラゴンボールオンラインはPC上でプレイできるオンラインゲームであり、「クリック操作など敵を攻撃する」「WASDキーで移動する」という、オンラインゲームに少々のアクション要素を足したタイプのオンラインMMORPGだ。2010年にサービスを開始した同作品は、ドラゴンボール作中の年表に独自の事項を加える形で、作中時間の「AGE 1000」という時代を舞台としている。侵略してくる敵の勢力に対抗するため、多くの戦士がこの時代に生まれて力をつけていくという設定は、後にゼノバースシリーズにも設定の一部が受け継がれる形で残る事になる。

 ここまで語れば最早言わずもがなではあるが、新規プロジェクトのAGE 1000という時代設定は、本編であるGTの時代がAGE 889頃の記述を最後としている事からも、ドラゴンボールオンラインとの関係性があるのではないかと言われている。ただ、このご時世にクリック主導のオンラインゲームというのはそう流行るものではない。既存のパイとして似たような操作体系のタイトルが幾らでもあるため、その全貌が明らかになるのを待つしかないだろう。

 作品の詳細は2026年4月にカリフォルニアにて開催される「ドラゴンボール ゲームス バトルアワー 2026」にて詳細が伝えられるとの事である。発売予定は2027年とまだまだ先だが、是非ともまた新しい闘気をみなぎらせる作品が出てきてくれる事を期待したい。

1987年東京生まれ。ゲームニュース編集者。10年以上の国内ニュース記者および編集職を経て、現在フリーエディターとして活動中。国内・海外の業界ニュースやトレンドを中心に日本の読者にいち早く情報をお届け。