DICEがシーズン1のWinter Offensiveアップデートをリリースした翌日の12月10日、Steamにおける『バトルフィールド 6』の同時接続プレイヤー数は50,631人という過去最低を記録した。発売時のピーク時747,000人以上からの大幅な減少は、好調なレビューと売上を誇るこのシューティングゲームが、技術的な問題に悩まされていることを明確に示している。
SteamDBチャートで急激な下落が明らかに
10月10日に大々的な期待とともに発売された『バトルフィールド 6』は、ピーク時には平均約40万人の同時接続プレイヤー数を記録していたが、ここ数日は約16万人にまで減少している。12月11日には、同時接続プレイヤー数は4万8000人近くまで落ち込み、昨日のアクティビティは約12万4000人で、全盛期のほんの一部に過ぎない。

これらの数字は Steam のみを反映しており、コンソールの数字は未公開のままであるため、全体像が隠れている可能性があることに注意して欲しい。
冬季攻勢のアップデートが反発を招く
パッチ1.1.3.0では、凍てついた街並みが特徴の「アイス・エンパイアステート」マップが追加され、期間限定モード「アイスロック・ガントレット」では支配戦・征服戦に加え独自の「凍結」メカニクスが導入された。しかしリリース直後から深刻なUI不具合が発生し、ヒット判定の不具合がプレイヤー離れを招いた。
DICEはX(旧Twitter)で動作不安定を即座に認め、Steamでの回避策としてフレンドリスト内でのオフラインモード切り替えを提案。同時に根本的な修正を急ピッチで進めている。
硬直したシューティングゲームタイトル同士のライバル関係が市場に圧力を掛けている
2025年のFPS市場は熾烈を極める。10月に『バトルフィールド6』が登場したかと思えば、すぐに『ARC Raiders』が注目を集め、11月14日にはスキルベースのマッチメイキングを廃止した刷新版『コール オブ デューティ』が続いた。年末年始が迫る中、2026年まで勢いを維持できるかどうかがDICEの実力を試すことになる。
